
正常な月経周期は25~38日です。毎月の月経日がずれても 6日以内なら正常です。月経期間は3~7日程度。これらから多少ずれるくらいなら問題ありませんが、月経がひと月に 2回ある、2か月以上こない、期間が短かったり、いつまでもダラダラ続く、量が極端に多かったり、少なかったりする、などがあったら婦人科を受診しましょう。
月経はあっても排卵していない可能性もあり、病気が隠れているかもしれません。
基礎体温をつけることが大切。基礎体温で、排卵の有無や女性ホルモンのバランスなどもある程度わかり、婦人科受診時の大事なデータになります。婦人科では基礎体温表を参考に、そのほかの検査をして、子宮や卵巣の状態を調べます。
原因は①ストレス、生活リズムの乱れによるもの、②多のう胞性卵巣、③加齢による卵巣機能の低下、④高プロラクチン血症などが考えられます。いずれの場合も、それぞれに適した薬で治療を行います。

西洋医学的な薬と使い分けたり、あるいは単独で、原因に合わせた漢方薬を処方します。ストレスを伴うものには、「桂枝茯苓丸」などが使われます。

