
風邪の症状は、寒気、のどの痛み、せき、鼻水、発熱などさまざま。風邪の進行段階によって症状も変わってきます。風邪のおもな原因はウイルス。ウイルスがのどや鼻の粘膜に感染し、炎症が起こることで、さまざまな症状が起こります。
ウイルスを完全に取り除く薬はなく、西洋薬の場合は、のどの痛みをとる、せきを止める、熱を下げる、といったそれぞれの症状を抑える薬が処方されます。

漢方薬では、体の抵抗力を高めることによって炎症を抑える、という発想。漢方薬は長く飲み続けないと効かない、という印象を持つ人が多いですが、風邪などの急性の症状にも速効性を発揮します。
できれば「少し風邪気味かしら?」と感じた初期に漢方薬を飲むと、早く回復できます。風邪の進行段階や症状、体力に応じて、さまざまな漢方薬を使い分けます。
風邪のひき始めは、おかゆやとろみをつけたうどんなど、温かく消化のいい食べ物を食べて、ゆっくり睡眠をとることも大切です。

