にきび

女性に多い不調と漢方

にきび

体質を改善して治します

にきびの症状って?

毛穴が詰まる白にきび、酸化して黒ずむ黒にきび、炎症を起こす赤にきびなどがあります。便秘や冷え症を同時に抱えている人も少なくありません。

思春期のにきびは肌の脂っぽさが原因なのに対して、20代以降にできる大人のにきびは、女性ホルモンや生活の乱れ、ストレスなどが原因で複雑に絡み合っています。ホルモンバランスの乱れでも、男性ホルモンの過剰分泌か、排卵機能の低下による女性ホルモンの不足か、によって治療方法は異なります。

どんな治療法があるの?

西洋医学では、抗菌薬のクリームや内服薬などを処方します。ケミカルピーリングなどの方法を行う皮膚科もあります。しかし、生活のサイクルを整えたり、食生活の改善をしたりして、体の状態を改善することも大切です。

漢方での対処法は?

炎症を抑えたり、原因になる体質を改善することで、にきびのできにくい体にすることを目的とします。気、血、水のバランスを整える処方をします。西洋薬と組み合わせることもあります。

同じストレスによるにきびでも、血の巡りの悪い”瘀血(おけつ)”の人には「桂枝茯苓丸加薏苡仁」「桂枝茯苓丸」ほかを。顔面の熱を発散できない人には「清上防風湯」ほかが処方されたりと、ひとりひとり異なる場合が多いです。

漢方 処方例

月経前と月経時のにきび、
  手足の荒れに

桂枝茯苓丸加薏苡仁けいしぶくりょうがんかよくいにん

赤みや炎症が強く脂性肌のにきび、
  顔面の湿疹に

清上防風湯せいじょうぼうふうとう

発赤や、ときに化膿する急性で
  初期のにきび、湿疹に

十味敗毒湯じゅうみはいどくとう

肌が浅黒い人で、炎症反応が慢性化し、
  化膿傾向を伴ったにきび。副鼻腔炎の人にも

荊芥連翹湯けいがいれんぎょうとう

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