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便秘・下痢(女性の半数以上が悩む症状です)

便秘・下痢の症状って?

1日1回お通じがないから即、便秘というわけではありません。排便のペースは人ぞれぞれ。2~3日に 1回でも便の状態がよく、つらくなければ大丈夫。けれども、お腹が張る、痛む、硬くて強くいきまないと出ない、コロコロ便が少量だけ、などのつらい症状があれば治療すべきです。
また原因不明の下痢が続く場合は、ストレスで起こる過敏性腸症候群という病気の可能性もあるので、検査が必要。便秘と下痢を交互にくり返すこともあります。

どんな治療法があるの?

便秘や下痢は、生活習慣、食生活のアンバランス、ストレスなどが複雑に絡み合って起こります。長期にわたって、便秘や下痢が続く場合は、大腸ポリープや大腸がんなどの病気が隠れていないか検査します。また、細菌感染や食あたりが原因の場合は、西洋医学的な薬で治療します。

漢方での対処法は?

隠れた病気がない便秘と下痢には、漢方薬が効きます。ストレスによる過敏性腸症候群にも漢方薬は効果的です。ただし、食事と運動、冷え解消などの生活習慣の改善が基本です。十分な水分補給と根菜、海藻類、キノコ類、豆類、果物などで食物繊維を欠かさず摂りましょう。
腸内環境を整えてくれる発酵食品、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルトなどもおすすめです。

漢方処方例

  • のぼせ、肩こり、ガッチリタイプの便秘に→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
  • お腹が張って、腹痛がある便秘に→桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)
  • 肌の乾燥がある人の便秘に→潤腸湯(じゅんちょうとう)
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