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月経痛(つらい月経痛は月経困難症という病気かもしれません)

月経痛の症状って?

日常生活や仕事に差し支えたり、鎮痛剤を飲むほどの月経痛がある場合は、月経困難症という病名がつきます。「月経痛は、月経がある女性なら当たり前」と我慢したり、市販の鎮痛剤だけで対処せず、婦人科を受診しましょう。背後に、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気が隠れている場合も。将来の不妊症の原因にもなります。

どんな治療法があるの?

まずは婦人科で、原因となる病気がないかどうかを西洋医学的に検査します。原因となる病気があれば、西洋医学的に確立した薬物療法や手術などで治療します。背後に隠れた病気のない月経困難症には、低用量ピルなどのホルモン剤が有効です。

漢方での対処法は?

西洋医学的な検査で特に原因となる病気がない場合は、漢方薬による治療も行われます。
月経周期が早くなりがちで量が多く、かたまりが混ざるような出血があり、下腹部痛や腰痛がある人は "実証"。
また、月経が遅れがちで量が少なく、月経期間中、鈍痛が続く人は "虚証" タイプと診断されます。
それぞれの「証」や月経痛以外の症状に合わせた漢方薬が処方されます。

漢方処方例

  • 冷え症で疲れやすくむくみがある場合→当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 強い下腹部痛、こむら返りがある場合→芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
  • 肩こり、のぼせがある場合→桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 便秘、のぼせ、肩こりがある場合→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
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